我社には、神棚が祀ってあります。
会社を始めるにあたって真っ先に用意しました。
IT系の会社で、神棚が祀ってある会社って、どれぐらいあるのでしょうか。
恐らく、そんなに多くはないと思います。
神様に祈るなんていう、非科学的で、非効率的なことはしない、という経営者の方も少なくないはずです。
かく言う私自身、特に信心深い訳でもありませんし、仕事の成功を神様に祈ったこともありません。
祈ったとしてせいぜい「今日という一日が、無事に終わりますように。」ぐらいです。
では何故、神棚を祀ったのか。
それは、それが日本の文化であり、伝統だからです。
文化や伝統を色濃く受け継ぐ商売をされている方々は、今でも神棚を祀っているところがほとんどだと思います。
それが、ITだとか、投資だとか、そういう日本に古来からある商売ではない、国外からきた情報や技術を扱う商売を始めた途端、急に日本の文化や伝統が軽んじられる傾向にあると感じます。
私は、日本という国が大好きです。
それは、いくらIT業界にどっぷりと浸かろうが、決して変わることはありません。
日本という国が好きだから、日本という国の文化や伝統、歴史に興味があります。
そして、それらを勉強すればするほど、日本という国をより好きになっていきます。
対して信心深くもないくせに、神社や寺院が大好きなのも、歴史を好むからだと思います。
祭が好きな一番の理由も、ここにあります。
そんなIT企業の経営者が、一人いてもいいのではないかと思っています。
物凄い日本的な、それでいて先進的な、そんな会社を創りたい。
私の夢です。
それをいつか実現するために、このエアコンもついていないサウナのような事務所の中で、汗まみれになりながらPCに向かい、鼻水を垂らしながら6,000枚の画像作成に立ち向かう、そんな今日でした。
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夢
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